瀬川君は一人分の幸せをその手に持っているの。
その幸せを待ち受けている娘がこの世界のどこかにいるの。
だから瀬川君が持っている幸せを、その娘にちゃんと渡してあげないと。
誠人に会って、できれば褒めてほしいの。
良く頑張ったね、えらいね…って。
あの時みたいなやさしい声で。
「ここは渡れないから、むこうから渡った方がいいよ」って。
わたしはあの瞬間に…誠人に恋をしたんだから。
瀬川君は一人分の幸せをその手に持っているの。
その幸せを待ち受けている娘がこの世界のどこかにいるの。
だから瀬川君が持っている幸せを、その娘にちゃんと渡してあげないと。
誠人に会って、できれば褒めてほしいの。
良く頑張ったね、えらいね…って。
あの時みたいなやさしい声で。
「ここは渡れないから、むこうから渡った方がいいよ」って。
わたしはあの瞬間に…誠人に恋をしたんだから。